ついに病院に世話になってしまった・・・【後編】
やっと治療費請求が終わりました。1年の振り返りも。
Guten Tag!
今月末で、ドイツに来てからちょうど1年が経ちます。
1年前の私よ、今はベルリンで激マブな猫と暮らしているんだよ~。信じられないね~。
まだ「餌をくれる人ポジション」でしかありませんが、
私は猫たちの全ての行動に癒しをもらっています。今も3分に一回は触りに行っています。
さて今日は、半年かけてさりげなーく任務完了した出来事がありますのでそれについて書きます。
留学時の病院代請求手続きです。
あれはまだ寒い3月のことだった・・・・
こちらの記事を更新したのが3月。
手続きについては4月ごろ後編で!としましたが、
4月が過ぎ、5月が過ぎ・・・。はて、一向に請求書が送られてこない。
眼科に数回電話するも、同僚に伝えておきます、で終わり。
それでも来ない。
月末締め等の概念はあるのだろうか?ヤギでも飼っているのだろうか?
支払う側ならまだしも、支払いを受ける側なら、早めに送っておいた方がいいと思うんだけど・・・。
期日という概念にあまり縛られていなさそうな働き方が大変羨ましいです。
「払わなくてもいいって事じゃん」という人もいましたが、
こちらは後編がいつまで経っても書けなくて何か微妙な気持ちなんだよ~。
そして7月に送られてくる
法的健康保険に入る手続きで、頻繁に手紙が来ていた7月。
それらに混じって、初めて見る封筒が届きました。それが眼科からの請求書(die Rechnung)でした。
やっと来たか。2回の診察費で計約106ユーロでした。
請求書には保険会社や銀行のアプリを使ってQRコード支払いができると書いてあるが、
保険会社のアプリはないし、自分の銀行のアプリにもそのような機能がないようでしたので、
普通にオンラインバンクで振り込みました。
もちろんリファレンスナンバーは備考欄に書きましたけど、だからと言って「支払い受け付けました」の即レスがあるわけではなく。振り込みっぱなしというところが怖いですよね。
これだけ反応がスローな会社?なので、もし領収書が来るとしてもまた3ヶ月後とかになるのかなあ😑
やっと片付く
さて、ここで後生大事にとっておいた薬局の処方箋(das Rezept)とレシート(der Beleg, der Kassenbon)たちの出番です。
コピーは無効なので、必ず原本を保管しましょう!
Adobeのアプリを使ってスキャンし、PDF化します。
このアプリ、精度についてあまり信用してなかったのですが、
素晴らしいですわね。かなり細かい字まできっちり読み取ってくれる。
ところで私は、留学用の保険会社はステップインに加入していました。
請求にあたり必要な書類は、こちらのページを見て書類を用意しました。
必要書類
・治療費請求書(領収書)
→届いた請求書と、支払い完了を証明する領収書が無いので銀行振込の明細を代わりに添付しました。
・処方箋 & レシート
・保険金請求用紙(1保険事例につき1部作成)
→Schademeldungという申告用紙を、ページ内の下の注釈「疾病保険」のリンクからダウンロードできます。日本語訳付きですので、簡単に記入できると思います。
・疾病保険の加入証明書
以上です。特に難しい点はないと思いますが、強いていうならzipファイルで送ったら先方が開けなかったみたいなので、全部のPDFを1つに繋げたデータで送るのがいいと思います。
これらをステップインにメールして完了!
4週間ほどかかる見込みと言われましたが、実際は10日弱で振り込まれました。
早くて感動です。
「請求書が送られてこないんですけどどうしましょう」という相談から、請求時の手続きまで日本語で対応いただけるのが本当に安心でした。
それと病院の名誉のために書いておくと、振り込んだら2週間後くらいに、領収書も届きましたw
また、この時期に新たに法的保険に入ったので、それに伴いステップインの解約手続きも行いました。(悲しい)
新しい保険加入に関して、何かと書面での通知が多いので、引っ越す前に全部終わってよかったです。
引っ越しと重なっていたら、住所変更が間に合わなくて、前の家に大事な書類が全部届くというめんどくさい事態になりかねないので。
1年を振り返ります
後編が案外スムーズに完了しましたので✌️
最後に、せっかくなので1年経った今の所感を残しておこうと思います。
なんだろうなあ・・・。具体的に何をやったかは、もう思い出せない(笑)。
成長というより、今まで考えたことがなかったことに思考を巡らせることが増えた1年でした。
何はともあれ、私の今の関心事や問題の根本は、語学力。
仕事で意思疎通がうまくいかない時が本当にもどかしく悔しいです。(特に最近、聞き取れなくてミスを連発し凹み中)
ただ言葉の壁がなくなったとしても、人付き合いの一瞬一瞬に関して、結局は”同じ人間同士”なのか、(だから喜怒哀楽も礼儀作法も、”人として”を第一に考えていいのか)。
国が違えば、その”人として”も違ってしまうのか。わからない時が多い。
それから、選挙や相次ぐ事件でヒートアップしている移民問題。
犯罪を犯しているわけではないけど、常に外国人というプレッシャーや、「早くドイツ語上達しなきゃ」という焦りは拭えない。
一方、多様性を受け入れましょうと強制され、何かあるとすぐ差別だ!と騒がれてしまうドイツ人の息苦しさも理解できる。
宗教も常識も違う人たちが一緒に仲良く暮らしましょうっていうのは限界があるな・・・。
ぐるぐるぐるぐる🌀
などなど、不安や終わりのない問いは計り知れないほどあります。
それに、自分の生活と政治をここまで自分事として考えたことは、恥ずかしながらありませんでした。
「じゃあ日本に帰るか?」と考える時がないとは言えません。
そして「いや帰ってもどうせ1年前と同じ生活の繰り返しだ」と首をブンブンと振ります。
この精神状態は、ドイツに来たから体験できる精神状態です。
でも猫を触れば忘れる
猫万歳。
まあ・・・この不安や情けなさと闘うためにドイツに来たわけではないんですけどねえ。
でも、人生にこういう波瀾万丈やドキドキがあるって、いいじゃない?
ドイツ語で3ラリー以上続いた時、いまだに嬉しいよね?
と、ブログを書いている今は、こうして俯瞰して自分をなだめられます。
でも実際、仕事のトラブルやふと襲ってくる不安の渦中では、そんな前向きには考えられません😂
だから猫を触ります。
抽象的になってしまったけど、そんな1年でございました。
2年目はどんなことが待っているでしょうか!今までよりもっとローカルな面白い情報を紹介できたらと思います!
それでは Tschüß🙌