【2024年2月最新】ドイツ大学準備ビザの申請から取得まで完全レポします。
永遠に空かないオンライン予約枠・・・でも公式情報を信じて辛抱強く行きましょう。

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Guten Tag! Ayanaです。

先日、無事に2年間の滞在許可(大学準備ビザ)を取得することができました

 

最初の申請から3ヶ月かかったわけですが、長かったなあ・・・というより、なんか不思議な一連の体験でした。

 

日常のトラブルも色々あるけれど、それでも留学生にとって一番の心配の種は「滞在許可問題」ではないでしょうか。

 

というわけで今日は、現地(ベルリン)での滞在許可取得について、私の経験談を書いていきます。

条件が似ている語学学生ビザの方も参考にしていただけるかと思います!

 

※2023年10月から2024年2月時点の情報であることをご留意くださいませ。

 

ざっくりと時系列です

・2023年9月末:入国

・10月末:住民登録完了→外国人局のお問い合わせ窓口から書類一式送信

・待つ

・ただひたすら待つ

・12月末:パスポートで滞在できる3ヶ月が終わる。グレーゾーン突入

・いま職質されたら終わりだなと若干不安になる

・2024年1月初旬:外国人局から返信あり。内容は不足書類について

・1月中旬:自力でオンライン予約ゲット

・2月上旬:対面で申請

・3月上旬:実物の滞在許可カード到着

 

揃えた書類

・申請フォーマット

・語学学校の入学証明書(予約確認書、領収確認書)

・閉鎖口座の証明書(1年分でOK)

・住民登録書

・大学の卒業&成績証明書(2つを1枚で兼ねているものにしました。英語表記)

ANABINでのステータス(出身校がドイツで高等教育機関として認定されているかどうかがわかります。念の為です。)

・2年分の健康保険

・2年後も有効なパスポート

・証明写真1枚

 

※詳しくはこちらの公式情報にて

 

オンライン予約との地味で果てしない戦い

大学準備ビザは日本国内での手続きができません。そのため申請の第一歩は、ベルリン外国人局の面会予約をオンラインで得ることです。

 

 

周知の通り、オンライン予約システムがいつも満席で、全然さっぱり機能していない。「予約取れました」ってもはや都市伝説なのではないかと・・・。

 

 

ところが公式では「予約無しの訪問は受け付けていません」とあります。ピュアな私は文字通りに受け取るわけですけども、

 

 

ここは自由なインターナショナルシティ。いわゆる「早朝アポなし突撃」とか「PCスマホに齧り付いて1日中リロードし続ける」とか、やんなきゃだめなのかな、とも思ってました。

 

 

さらに困ったのが、お金で解決という方法もあるのです。検索すれば色々出てきます。「ベルリンのオンライン予約が取れないって? 50€でお取りしますよ」みたいな。

 

詐欺ではなさそうだし、そのくらいの金額なら・・・と思ってしまいますけど、焦らずによく考えてみました。

 

だって、そこまでしないと滞在許可が取れないのなら、多くの人が強制送還の運命でしょう。頭お花畑と言われようが、真っ当な方法が一応存在している以上は、突撃やお金で解決は、超・最終手段とすることにしました。

 

 

コロナや戦争で事情が変わったようなので、過去の諸先輩方の激闘の記録もどこまで参考にしていいかわからないのです。公式の発表を信じるしかない。

 

メール申請の手段を取りました。証拠大事!

オンライン予約が取れない!とはいっても入国から3ヶ月以内に申請しないと違法滞在です。そんな状況を鑑みて、きちんとメール申請窓口が用意されています。

 

学生系の申請は「B1,2,3」から。必要な書類一式を添付して送ります。本文はドイツ語で。

 

データ化されていない書類(申請書、住民登録、パスポート、卒業証明書など)は近所のコピー屋さんでスキャンしてPDF化しました。

「複合機のデスクトップに個人情報丸ごと置いてきたんじゃないか」と数日不安になったのも今では懐かしい思い出です。

 

 

そして送信すると、↑このような画面に切り替わります。自動返信メールは来ません。読み進めると「入国後91日以内にメールで申請すれば、申請に対する決定が出るまで合法的に滞在できます」とあります。そう、これを信じればいいのだ。信じて待つしかないのだ。

 

働くのはNGとのこと

 

そのため、このページを閉じる前にPDFで保存するか、印刷しといた方がいいです。

何かあった時に「いや期限内に送ってますから」と言えるように。

 

あれ、一向に返事が来なーい

で、ここからは人によるみたいですが、すぐに返事が返ってくることもあるようです。

私は残念ながら2ヶ月以上返ってきませんでした。

 

そのため油断はできず、その後もオンライン予約をポチポチ見てました。

ずっと↑この画面で終わっていたのですが、年末頃、初めて次のページに進めたのです!笑

 

↑カレンダーきたーーーー!

 

でもまあ、ここに辿り着いたところで、空きの日程がないので意味ないのですけど。

 

年明けにポロっとメールが来る

そして、身分的にはグレーな状態で1月に入ってしまいました。

国外に出る予定はないので、滞在許可がなくても目下困ることはないけれど、居心地は悪いですね。

 

そんなある日、外国人局(LEA)から返信がありました。

 

「語学学校の入学証明書(期間、コマ数、授業料の支払い済みがわかるもの)」「卒業証書」を出してくださいと。それだけ。

 

いやもう送っとるがな、とリアクションに困りましたが、とりあえず同じ書類を再送しました。

 

ただ、支払い済みの証明書は持っていなかったのと、日本とドイツで教育システムが違うので「卒業証書」の認識が間違っていたのかもしれません。だから「間違っていたら教えてください」とメールに書きました。

 

でも、そこからまた1週間、2週間と音沙汰なし。担当者、めっちゃ忙しいじゃん。

 

メールを待っていても埒が明かない

このまま超スローなやり取りで1年くらい経ってしまうのではないかと思い始めたある日の夕方。日課と化したオンライン予約チェックを無感情で始めたところ、

 

なんと空き枠が・・・!都市伝説ではなかった・・・!

しかも、3週間くらい先の日程なので、早くてラッキー!

 

予約受付画面を保存して印刷。

ここでも予約完了メールが来ないので、本当に予約が取れたのか不安でしたけど。

そして1月のメールで書かれていた「授業料支払い済みの証明書」は、この時点で松本さんにお願いして、学校に新しく発行していただきました。

 

はて、メール申請の行方はどうなるのかと疑問といえば疑問ですが、ともかく物理的に申請できることが決まって一安心でした。

 

いよいよ当日!寝坊厳禁!!!

大事な日に限って寝坊するタイプなので、アラーム系のものをフル出動させて、いざ朝9時半の申請へ。

書類に漏れがないか何度も確認し、寒い日に番号を持ってドキドキしながら向かうのは、はるか昔の受験期を思い出しました。

 

同行をお願いした通訳の方が大変親切で、書類の確認や3ヶ月過ぎた経緯も、待ち時間に聞いてくださいました。

 

そして時間通りに呼ばれ、向かったのはごく普通のオフィスの一室。

もっと堅牢な、一回入ったら二度と出てこれないような部屋をイメージしていたので拍子抜けしました。

大好きな映画『スワロウテイル』のワンシーンで、Charaさん演ずるグリコ(上海系移民)が物々しい雰囲気の部屋で面接を受けるシーンがあります。面接官の微妙な質問に苦しむ表情が印象的なのですが、私の外国人局のイメージはこれでした。私の中二英語はこの映画に影響されています。良かったら見てみてください。(画像出典:映画.com)

 

 

担当者の方は優しい女性の方で、英語かドイツ語かどちらがいいか聞いてくださいました。語学学校の癖?で「egal(エガール):どっちでもええ」と言ってしまったのですが、失礼だったかもしれません。ごめんなさい。

 

何を聞かれる?

内容を細かく確認するために一度待合室に戻り、10分ほど待機。再度呼ばれて、書類に問題はなく、3つ聞かれました。

・目の色

・身長

・指紋スキャン

以上です!!ドイツでの身分証明書に必要な情報なんですね。ちなみに体重はリンゴ3つ分だよん

 

一応、ドイツに来た理由と、メール申請→返事こない→今日予約取れた、の経緯をドイツ語で書いたカンペや、10月末のメール申請完了の画面の印刷なども持っていきましたが、結果不要でした。

 

というか通訳の方が経緯を説明してくれたので、10月のメールも担当者に確認していただけて、私はニコニコしていただけです。

 

お二人の会話の7割くらいは聞き取れたかな・・・

 

祝🌸2年間の滞在許可!

発行手数料100ユーロを館内のATMのような機械で支払って、諸々終了しました。書類は全部返却されました。

 

あとは、3月にカードを受け取りに行けば、すべて完了です。

昨年10月末の申請から起算して、2025年10月末までの滞在許可が発行されました。

 

起算日は、提出書類の自筆サインの日付が基準なのでしょうかね。(私はメールで送った当時の書類をそのまま持っていきました)

面会日=初の書類提出の場合は、その日から2年ということか。人によって結構、滞在可能期間に差が出そうですよね。ちょっともう何言ってるか自分でもわかりませんが。ともあれ、Vielen Dank ドイッチュラント

 

無事ひとつ山を越えたので、その日は大好きなBaklava(バクラヴァ)を食べました。トルコ系の伝統的なお菓子で、まさに砂糖爆弾です。この甘さが染みるのだ。

証拠大事&オンライン予約も地道に続けよう

というのが今回の教訓です。

 

もちろん、返信がすぐにあればいいですが、私は違いました。もし予約を取れなかったら、いよいよマジでアポ無し突撃か、115に電話か・・・と思うと怖いです。

そして証拠。公式発表の言葉にどれほど安心(というか、ここにこう書いてあるのだからあとは待つのみという境地)を覚えたか。

 

だから、送信完了画面の保存などなど、持っておくに越したことはないでしょう。PCがいつお陀仏してもいいように、バックアップや印刷もお忘れ無く。

 

また、色々なウワサが出回っていますが、他人のケースが自分にも当てはまるわけではないというのが、滞在許可取得の実情だなと感じました。自分で情報を精査して探っていくのが大事かなと。

 

書類の書き方や申請方法、追加書類の手配など、初めから細かくサポートしてくださった松本さんにも大変感謝です。

 

また周囲の方が「滞在許可取れなくて帰った人、聞いたことないから大丈夫!」と励ましてくれたのも、心強かったです。

 

さーて、ひと安心。脱・観光客です。

むしろ、やっと始まったなあ。

今不安な方も、きっとtoi toi toi!です!(ドイツ語で頑張れ、大丈夫のおまじない)

https://youtu.be/2N6d_7b5rI4?si=33cDgrC-CuLQs1A1

↑Eテレの朝の番組『0655』で流れる、デーモン小暮閣下が歌うtoi toi toiです。よく出勤前に励まされていました。

 

最近の面白いことなども色々溜まっていますので、また更新しますね。

 

ではAuf Wiedersehen🏠

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