ついに病院に世話になってしまった・・・【前編】
あの機械を覗いたら、“アレ”が出てきて歓喜の巻👀
Guten Tag! Ayanaです。
なんだかんだ、初めての体験やトラブルも少なくなってきたな〜と気を抜いていると、そいつはやってきますね。
はい先日、病院にかかる羽目になりました。
「滞在中、できれば避けたい場所・出来事ランキング」に入れていた病院です。
しかも予想外の部位、目です。
歯医者と内科だけは絶対に嫌だと頑張って気をつけていたのですが、まさか目とは・・・。気を抜いていた・・・。
貴重な体験かもしれないので、保険請求手続きまで一連の流れを書いておこうと思います。
今日は前編としてお薬をもらうまでの話を書きます。手続きは後編で。多分4月です。
あ、症状は全然大したことないので、気軽に読んでいただければ。
最後に、全方位美人だらけの世界で、3週間ほどノーメイクで過ごした所感も残しておきます。
WEB予約可能で、そこそこちゃんとしてそうな病院を選ぶ
2月末、突然やってきた目の痒み。
結構長引いて、流石に変だなと思い、眼科に行く決意をしました。
オンライン予約ができて、ベルリン市内にチェーン?展開している綺麗な病院をネットで見つけました。
予約で特に難しい点はなく、翌日に予約が取れました。
一瞬迷ったのは、健康保険について公的か民間か選ぶ必須項目。
私はSTEP INに入っているため民間ですが、(留学保険は詳しくはこちらのページで)
いや待てよ、
某国のようにウン十万円の請求がくるのか・・・? 高所得者が民間保険に入るイメージだけど、高所得者と勘違いされて「全額負担してよねっ」みたいな展開に・・・?
と、わけわからん妄想が始まりました。
しかし、それでは保険の意味がないし、万が一そうなったら、ああ払ったるわ、くらいの気持ちで、PCを閉じました。真夜中だったので早く寝ろと言い聞かせ、診察に備えました。(大袈裟)
持参したものと実際に必要だったもの
・パスポート(当時IDカードがまだ無いので):要
・留学保険の加入証明書(ドイツ語・英語どちらも):要、ドイツ語版を有り難がられました。保険証がわりになる紙のカードだけじゃなく、加入証明の書類が丸ごと必要でした
・多めに現金とカード:薬局でカード決済できたので現金は不要
・症状をドイツ語で書いたカンペ(笑):要🫰🫰🫰
受付の女性とドイツ語一本勝負
日常で少しでも多くドイツ語を話す機会が欲しい私。
なんなら最近は英語の単語が全然出てこない。
ラッキーというか、受付の女性がドイツ語オンリーだったので、ドイツ語で全力で会話してきました。それはもう全力で。
・自分が加入している保険の提示 ※最大の山場
・現住所を伝える
・症状を伝える
・問診票を書く
受付のやりとりは以上。
嬉しいことに、ちゃんと会話できました。
保険の点は、その方が扱ったことがないものだったのか、怪訝な顔をされました。
「留学生です!!日本で加入しましたがドイツの保険会社です!!」を強調。
保険会社のギリ日本語対応時間だったので、自ら電話する構えを取ろうとしたところで、「Alles gut!!」をいただけたのでホ。アレスグウー大好き。
人間、追い詰められればなんとか話すよね。
ただし請求手続きが終わるまでは信じられない(笑)。もしダメだったら全額払ったるわ(以下略
まさかのアレと遭遇
まずは視力検査と眼圧検査から。ここでめちゃ嬉しい出来事が起きます。
機械を覗いた瞬間、あの・・・
「草原の赤い屋根の家」が出現!!
ブッッッッッッホ
世界どこでも同じなんだ!とニヤニヤしてしまいました。
実は以前から、電車でヨーロッパ諸国のド田舎の風景を眺めるたびに、
「眼科の絵だな〜」って思ってたんです。
だから、ご本人登場じゃないですけど、本拠地で“本物”を見せつけられてしまった嬉しさと言うか・・・。
ついでに恐怖の眼圧検査も同じでした。目に空気砲を撃たれるやつです。
欧米人に比べて目が小さいからでしょうか、うまく行かなくて片目につき6、7発打ち込まれました。モウヤメテー
診察は・・・ごめんなさい英語で。
さすがに治らないと困るので、説明をしっかり聞くために診察は英語にしてもらいました。ありがとな、イケメン医師。
目薬を処方してもらって、スタコラと退散。
この病院限定かもしれませんが、診察後に待合室で待っていても永遠に呼ばれません。自分から終わりましたと申告して、処方箋をもらいます。さらに会計もありません(これは多分どこも共通)。後日届く請求書で支払います。
目薬の値段を見て症状が悪化しかける
処方箋を持って薬局に行き、目薬を買います。これは日本と同じですね。
そのお値段、2本で約6000円w わっはっは
一旦全額負担なのでしょうがないです。
「1日○回 点眼してください」的な説明書がなかったため、診察時か薬剤師さんの話をお忘れなく。
その後、なかなか治らず、もう一度行って、3週間かかって今週ようやく治りました。
やはり、異国で病院にかかるのは不安ですね。
二度とお世話にならないように、予防を心がけようと思いました。今は麻疹が心配ですね。
次の山場は、保険会社への請求。さっさと終わらせたいので、首を長くして、治療費の請求書を待っている最中です。
おまけ:ノーメイク生活は心に良薬か毒か
この3週間、治療のためにメイクとコンタクトができませんでした。
学校があるので、さすがに眉毛とルースパウダーくらいはしましたけど。
毎朝、5秒で眉毛を描き、10秒でパウダーをはたいてホイ完成。
なんと楽なことか!15分長く寝れるぜ!
さて、当然ですが、街には様々な肌の色、髪の色、髪質、顔の造形の方がいます。その大半は彫りが深くて、「美しい顔=欧米」の時代に育った私には、みんなが羨ましく見えます。
「アジア人の特徴を大切に」とかも、あまり響かないです。それは小松菜奈ちゃんや冨永愛さんのようなレベルで初めて言えることでしょと。ハイだいぶ拗らせてます。
ただでさえ汚いSバーン(電車)の窓に映る自分を見ると、もう心底ゲンナリ。
しかし、平たい顔族の自分が頑張ったところで、欧米人の目の大きさ、鼻の高さ、綺麗な頭の形には一生なれません。
だからこそ「もうノーメイクでいいや!」となる。実際、すっぴんの人も多いし、誰も自分のこと見てないし。
ですが、そんなすっぴん生活も数日が経つと、
造形はどうにもならないにしても、彼女たちの己の人生を楽しむような自由なメイクと髪型が、ますます可愛く思えてきます。
一方、ボサボサの自分・・・。
私は小さい頃からメイクが好きです。KATEのアイシャドウで激烈グラデーションを作って悦に入るような中学生でした。
そんな人間にとって、ノーメイクライフは確かに楽ですが、一方で心も荒んでいくのです。
メイクの役割って何?
メイクの役割、目的。
以前は、目を一ミリでも大きく見せる、毛穴を隠す、等でしたが、そんな悩みは多人種が暮らす都市に投げ込まれればもはや無意味。多分、他人には私のすっぴんもメイク後も同じに見えてると思います。
んでこの3週間を経て、メイクの目的は、好きな色を塗るとか、ノリがいいとか、服に合わせるとか、そうして「自分の機嫌がよくなること」の割合がグンと大きくなりました。
まあ日本でもその傾向になっていると思いますが。
そして完治した今。久しぶりにフルメイクできて、やっぱり嬉しいです。
きっと海外で多くの人が感じる「美しさとは何か」の問題。
海外生活・超ひよっこの身としては、「自己満足」。これに尽きるのではないかと、薄々思っています。自己満足して楽しんでいる人は、無敵なんじゃないかと。
はい、そんな感じで。
メイクだけでなく、春らしい格好も楽しみたいなあと思っている(しかし手元にない)私でした。
それではAuf Wiedersehen!