小笠原実咲様 GLSの留学体験談
人生からのギフトのような素敵な毎日を過ごしました
小笠原実咲様(35歳 女性)
渡航都市:ベルリン
学校名:GLS
留学期間:2024年9月に4週間
なぜドイツ留学をしようと思いましたか?
学生時代から異文化に興味があり、世界各国からの留学生と過ごす時間が多かったです。そして旅することが好きだったことと、社会人になり、ぱん屋さんに就職したことが大きなきっかけです。
13年間勤めていた横浜のぱん屋さんでは、世界中のぱんを学び作ることの出来る環境でした。(留学中は休職しています)その仕事を通じてドイツのパン、そしてドイツ人の方々と知り合うことが出来ました。パンはもちろんのこと、ものづくり大国ドイツの文化を直接見て感じたい!その好奇心が、留学への決断の決め手になりました。
学校生活、授業の様子を教えてください
30代になってからの、人生で初めての留学でしたので、久しぶりの学生生活にも、異国での生活にもとても緊張していました。ですが、実際学校へ行ってみると、世界各国から集まってきたクラスメイトと素晴らしいドイツ人の先生方に囲まれ、本当に人生からのギフトのような素敵な毎日を過ごしました。
ほとんどの生徒が英語は当たり前に話せている中、私は英語が少ししか話せなかったのですが、授業中は全員ドイツ語で徹底されていて集中することが出来ました。たとえ流暢に話せなくても、自分自身がオープンマインドでいれば、休憩時間や授業が終わったあと、クラスメイトとカフェに行ったり、昨日の出来事を話したりすることが出来ることが、とても嬉しかったです。
授業で最も驚いたのは、「自ら文章を考え、それをすぐに話すトレーニング」が多いことでした。日本の教育しか受けたことのない私は戸惑いましたが、恥ずかしがらず話すことにブレーキがなくなっている自分を発見した時の喜びは忘れません。
ベルリンを選んだ理由と、実際に生活してみた印象を教えてください
ベルリンを選んだ理由は直感です(笑)
行ったことがないのに、強烈に惹かれていました。ベルリンの辿った重い歴史に興味を強くもっていたことがベルリンを知るきっかけではありました。ファッションも音楽もカフェもレストランも公園も、言葉に表せないのですが…..とにかくイケてる街に魅力を感じています。
他のヨーロッパのインターナショナルシティに比べると物価が低く、緑も多い、人種のサラダボウルのように、様々なカルチャーを感じられます。人々もフレンドリーで驚きました。マルクトにいくことが生活の一部になり、多種多様な週末のマルクト巡りは最高でしたね!ただ治安の悪いエリアもあるので、エリアのリサーチは大切なポイントだと思います。学校の先生方が授業後に色々教えてくれます。
ドイツと聞いてイメージする街の様相ではない気もしますが、実際に生活して、私は大好きな街になりました。
留学中によかったこと、大変だったこと、最も思い出に残っていることなど自由に記入してください。
世界中から集まった老若男女のクラスメイトたちとの出会いは人生からのギフトでした。彼らと過ごした時間は、日々学びがあり心温まることばかりで、私の凝り固まった脳みそを解していきました。
あとは、スマホをなくしたり、電車に乗り間違えたり、体調を崩したり、授業についていけなくて夜な夜な宿題をしたり、語学力が低く落ち込んだり…..そのような一見大変だったり、辛いことが、私にとっては最も良かったことです。自分の小ささに気づき、世界の広さを感じた愛おしいベルリン生活でした。
ドイツ留学サポートセンターを利用された感想を教えてください。
松本さんという、聡明で芯のある日本人女性と出会えたことが幸運でした。私は松本さんの言葉で大きな一歩を踏み出せました。大学卒業後、ずっとパン屋としての人生を歩んできました。仕事は楽しく、仲間にも恵まれ、何不自由なかったのです。ですが、いつも心の片隅には、世界を巡り、学びたい自分自身も抱えていました。留学を終えて思うことは、「本当にあの時決断し、行って良かった。」こんなに素直に思えるのは、松本さんのサポートのおかげです。
それぞれの事情があり、社会人になってからの留学はリスクが高いと思います。簡単に出来ないことも、手放さなければならないものもあることも共感できます。ただ、私のように社会人になり留学をしたい人に伝えたいのは、手放なすものが大きければ大きい程、新しく得る価値の大きさも大きいことです。まぁ、これは留学前の自分自身に言ってあげたいことなんですが。
学校選定、事前準備、全てにおいて丁寧にサポートしてくださり、送っていただくメールにもいつも温かさを感じていました。おかげで安心してドイツへ留学することが出来ました。ありがとうございました。