ミュンへン【München】
ミュンヘン留学のメリット、デメリットを解説!
バイエルン州の州都でありドイツ第三の都市ミュンヘンは、ビール祭りとして有名なオクトーバーフェストの本場でもあります。ビール、ソーセージ、プレッツェルといった、いわゆる「ドイツ」といったときにみなさんが想像するのはまさにミュンヘンのイメージです。
日本からの直行便があります。
面積としては東京23区の約半分です。経済力は国内一ですが、歴史的にはバイエルン王国の王都であったことから、旧市街を中心に宮殿など歴史的な建物が多く、エレガントな街並みを楽しめます。
大きな都市であることと、ヨーロッパらしい歴史ある美しい街並みのバランスが一番よい街といえるでしょう。
サッカーチーム、バイエルンミュンヘンの本拠地でもあるので、ファンはぜひ訪れたい街ですね。
ミュンヘナーの挨拶はGuten TagではなくServes(セーヴス)をよく使います。
ミュンヘン留学の魅力とメリット
ヨーロッパらしい歴史ある美しい街での生活
バイエルン王国時代の名残で、旧市街には王宮や豪華な市庁舎、複数の教会など歴史的な景観を残しており、ヨーロッパらしい美しくエレガントな街です。
ドイツ第三の都市でありながら、市中心部に高層ビルがないため都会の雰囲気は薄いです。
歴史ある街並みかつ大きめの街がいいという人にはぴったりの街でしょう。
Universität駅周辺はその名の通り大学が集まっており、学生が多く、カフェなど飲食店が沢山あり活気のあるエリアです。
オクトーバーフェストの本場
日本でも各地でオクトーバーフェストが開催されていますが、本場はここミュンヘンです!
みなさんが「ドイツ」と聞いて真っ先に思い浮かべるであろうビール、ソーセージ、プレッツェルのイメージははオクトーバーフェストからきています。なので、ミュンヘンはいわゆるドイツらしさを体現した街といえるでしょう。
9月の第3週から10月の1週目に開催されるオクトーバーフェストは、東京ドーム9個分にも及ぶ広大な敷地に各ビール会社のテント(といっても大きいものだと1万人も収容できるという巨大空間)が立ち並び、みんなベロンベロンになって楽しんでいます。
期間中は語学学校のアクティビティーとしてオクトーバーフェストの参加企画もあるので、せっかくならこの時期に留学期間を合わせるのもいいですね。
市内外に観光スポット、見どころが豊富
ミュンヘンには宮殿や数多くの博物館があり観光する場所が沢山あります。
美術館も古典の名画が並ぶアルテ・ピナコテーク、印象派など19世紀から20世紀初頭の絵画を集めたノイエ・ピナコテーク、現代アートのモダンピナコテークがあるので時代別にじっくりと楽しむことができます。
オペラ座ではほぼ毎日オペラ、バレエが上演されているほか、ガスタイクではミュンヘン・フィルハーモニー等のコンサートが開催されています。
車好きならBMW博物館(ミュンヘンにはBMWの本社があります)がおすすめですし、サッカー好きならアリアンツ・アレーナの見学は外せませんね。もちろん、チケットがとれれば観戦も!
市外へ足を伸ばせば、シンデレラ城のモデルとして有名なノイシュバンシュタイン城はミュンヘンから2時間ほどのところにあります。
多国籍な街
ミュンヘンは産業が盛んなところなので、外国人、移民も多く、道を歩いていても色々な人種の人を見かけます。ドイツ人、外国人に関わらず同じように接してくれる人が多いので生活しやすいです。
ミュンヘン留学のデメリット
物価が高い
ミュンヘンはドイツ一物価の高い街です。物価の高さは特に家賃に反映されます。
長期留学、ワーキングホリデーで語学学校の学生寮やホームステイからWG(フラットシェア)に移る場合、ミュンヘンの1カ月の家賃の相場は光熱費込で650ユーロ(約84,500円)ほどです
食費はしっかり自炊をすれば1カ月200ユーロ(約26,000円)前後です。レストランでの外食費はランチで約10ユーロ(13,000円)、夜は約20ユーロ(約26,000円)と割高になるので、生活費を抑えるには自炊を心がけましょう。
冬の寒さが厳しい
ミュンヘンは南に位置しますが、アルプスが近いためドイツの他の都市に比べると冬の寒さが厳しいといえます。
一番寒い1月で、平均最高気温が1.4度、平均最低気温が-4.2度となっています。
常に雪が降っているということはないですが、寒波がやってくるとマイナス10度を下回り、まとまった雪が降ることもありますので、冬に留学時期が重なる方は防寒対策をしっかりとしましょう。
ミュンヘンの基本情報
正式名称 | München/ミュンヘン |
州 | バイエルン州(州都ミュンヘン) |
面積 | 310.71km² |
人口 | 約156万人 |
外国人の割合 | 27.6% |
大学生の割合 | 8% |
主要空港 | ミュンヘン空港(市内までのアクセス電車で約45分) |
住民登録局 | 住民登録についてミュンヘンのHP Kreisverwaltungsreferat (KVR) 住所:Ruppertstraße 19, 80337 München その他各地区にあるBürgeramtでも可 |
外国人局 | ミュンヘン外国人局のHP 住所:Ruppertstraße 19、Eingang A、80337 München |
ミュンヘンの気候
ミュンヘンの年間降水量
出典:https://weather-and-climate.com/
ミュンヘンの交通機関
ミュンヘンの主な交通機関は、Sバーン(鉄道)、Uバーン(地下鉄)、バス、シュトラーセンバーン(路面電車)です。
これらの公共交通機関はMVVという会社によって運営されています。
MVVのアプリをダウンロードしておくと、乗り換え案内が確認できる他、電子定期券も変買えるので便利です。
Isar Cardと呼ばれるウィークリーチケットやマウスリーチケットは駅の券売機、中央駅、マリエン広場、東駅にあるサービスカウンター(Servicestellen)で購入できます。MVVのアプリをダウンロードしてオンラインチケットを購入することもできます。
チケット料金は、市内中心部をカバーするMゾーンに加え、郊外に向かって1~6までのタリフゾーンに応じて決められています。
定期券は、自分が利用する区間が何ゾーンにまたがっているかによって異なりますので、お住まいの場所から学校までをカバーするものを買いましょう。区間内は、Sバーン、Uバーン、バス、シュトラーセンバーン全ての交通手段が乗り放題です。Mゾーンで中央駅から半径約25分圏内をカバーしています。
1カ月定期券 Mゾーン:57ユーロ(約7,410円)
1カ月定期券 M+1ゾーン:92ユーロ(約11,960円)
ミュンヘンの様子