ベルリン【Berlin】
ベルリン留学のメリット、デメリットを解説!

ドイツの首都かつ、ベルリンだけで1つの州でもあります。ドイツ国内ではダントツで規模(面積は東京23区の約1.4倍、人口は静岡県と同じくらい)ですが、日本からの直行便はありません。
首都でありながら経済力に乏しく、その代わりに文化面が充実していることから、世界中の若者やアーティストを惹きつける人気の都市です。街中には、経済力はなくても生活を謳歌する自由な雰囲気が漂っており、ドイツ国内の他の都市とも、他の国の首都とも違った独特の空気感があります。
ベルリンフィル、美術館群などクラシカルな芸術に触れる機会が多いだけでなく、無数にあるモダンアートのギャラリーやテクノ音楽の人気クラブなど、文化活動には事欠きません。一方で、市内は雑多な雰囲気の所も多く、秋冬の間はどんよりと曇った日が多いので、「薄暗くて汚い街」という印象を持たれることも。人によって好き嫌いが分かれる街です。
近年はヨーロッパのスタートアップの中心地としても注目されています。
ベルリン留学の魅力とメリット
文化面が充実していて長期滞在でも飽きない
なんといっても国内他の都市に比べて広く、その分だけ見どころ、遊ぶ場所も沢山あるので勉強の息抜きには事欠きません。
複数の美術館、博物館の集まる美術館島は観光スポットとしても人気ですが、これ以外にもベルリンにはたくさんの美術館があります。市内にはギャラリーも無数にあり、古典的な美術だけでなく、近代美術が好きな人にもとても刺激的でしょう。
音楽についても、世界的にも有名なベルリンフィルハーモニーの本拠地である他、州立劇場などの劇場では日々オペラやバレエが上演されているので、クラシック音楽好きにはたまりません。クラブも文化として根付いており、テクノ音楽が盛んなので、ナイトライフも充実です。
東京のように、ベルリン内でも地区によって雰囲気が異なるため、オシャレなカフェに立ち寄ったりしながら探索するのも楽しいです。観光よりも、長く滞在することで面白さが分かる街です。
都会だけど緑も多い
街の約半分は公園、湖、森など緑地が占めており、都会でありながら緑の中でのんびりできる環境も身近にあります。
市内全体的にアパートや住宅街が多く、高いビルが建っているのは一部に限られるので、都会の窮屈さはありません。
英語がとってもよく通じる
外国人が多いので、街中では本当によく英語が通じます。
観光客の多い市内中心部では気づけば周りから聞こえてくるのは英語だらけのこともありますし、カフェの店員さんで英語しか喋れない人を見かけることもあります。
ドイツ語ができなくて不安でも、英語ができれば日常生活に困ることはありません。
外国人が馴染みやすい
外国人、移民が多く、道を歩いていても色々な人種の人を見かけます。ドイツ人、外国人に関わらず同じように接してくれる人が多いので生活しやすいです。
ベルリン留学のデメリット
英語に頼り過ぎるとドイツ語が伸びにくい
英語が通じる環境の裏返しでもありますが、英語が通じるからといってそれに頼ってばかりいると、ドイツ語の上達を妨げてしまいます。習ったドイツ語はできるだけ生活の中で使うように心がけましょう。
また、色んな人種の人たちが生活しているため、英語に関わらずドイツ語以外の言葉を耳にする機会も多いです。
治安の悪い場所もある
ベルリンでも大半の場所は安全で身の危険を感じることはありませんが、観光客の多いミッテ地区やクーダムのショッピング街では、主に観光客を狙ったスリ、置き引きもあるので注意しましょう。
Kotbusser Tor駅周辺、Görlitzer Park周辺は暗くなってからは避けたほうがよい地域です。
ベルリンに限ったことではありませんが、バーやクラブでお酒を飲む際には飲みすぎに注意し、必ず信頼できる友人と一緒に行動するようにしましょう。
道端で物乞いに声をかけたり、駅や電車の中で小銭を求めて人が寄ってくることがあります。最初は驚きますが、ベルリンではよく見かける光景なので相手にせずに無視していれば大丈夫です。
秋冬は天気の悪い日が多い
ベルリンはドイツでも北に位置しますが、雪は少なく比較的穏やかな気候です。
しかしながら、秋冬はどんよりと分厚い雲に覆われ、「太陽はどこ?」といった日が続くので、お天気につられて気が滅入ってしまうこともあるかもしれません。
ドイツ国内の旅行に不便
市内の見どころ、娯楽は充実している一方、ドイツ国内の他の街や観光地と離れているため、国内の観光は不便に感じます。
日帰りできるハンブルク、ドレスデン、ライプツィヒでも片道2時間~2時間半はかかります。
ベルリンの基本情報
正式名称 | Berlin/ベルリン |
州 | ベルリン州 |
面積 | 892km² (参考:東京23区が619 km²) |
人口 | 約3,767,000人 (静岡県と同じくらい) |
外国人比率 | 21% |
主要空港 | ベルリン・ブランデンブルク空港(市内までのアクセス電車で約30分) |
住民登録局 | 各地区にあるBürgeramt https://service.berlin.de/dienstleistung/120686/ |
外国人局 | Keplerstraße 2, 10589 Berlin https://www.berlin.de/einwanderung/ |
ベルリンの気候
ベルリンの年間降水量
出典:https://weather-and-climate.com/
ベルリンの交通機関
1カ月定期券 Berlin ABゾーン:86ユーロ(約11,180円)
1カ月定期券 Berlin ABCゾーン:107ユーロ(約13,910円)
長期留学の方は中古の自転車を購入すると交通費を抑えられます。
写真で体験するベルリン

いつも観光客で賑わうブランデンブルク門

ブランデンブルク門と国会議事堂

ベルリン国立歌劇場など豪華な建物が並ぶ通りウンターデンリンデン

ウンターデンリンデンにあるフンボルト大学と古本市

ベルリン大聖堂とテレビ塔

アレクサンダー広場とテレビ塔

ベルリンの壁後イーストサイドギャラリー
ベルリンの日常

気候のいい季節は飲食店のテラス席が賑わいます

オシャレなカフェやお店の並ぶプレンツラウアーベルクのカスタニアンアレー

川沿いで日光浴を楽しむ人々

人々で賑わう運河沿い