ドイツ留学の渡航時期について

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いつ出発する?ドイツ留学の渡航時期について

語学学校は一年中開講していて毎週月曜日が入校日なので、基本的に好きな時期に留学することができます。

でも、計画を立てるにあたって知っておいていただくとよいポイントをまとめましたので参考にしてみてください。

1. 夏のハイシーズンを意識する

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7月8月は世界中から夏休みの短期留学の学生がくるため、語学学校はどこも他の時期の1.5倍ほどの学生数になります。

毎週のように新しい学生が入ってきて、滞在を終え帰っていく学生もいる。クラスのメンバーの入れ替わりが激しいので、この時期は教材もテキストではなく先生が用意するプリントを使っての授業となることがあります。

夏休みをとる先生がいたり、生徒が多い夏の間だけの臨時の先生もいるので、担当の先生が頻繁に変わることもあり、あまり落ち着いて勉強できる環境とはいえないのです。

色々な国の学生と出会えるので、勉強よりも友達づくりや現地での生活を楽しむことを重視する人にはよいですが、しっかりと勉強に向き合いたい人は7、8月を避けるとよいですね。

また、この期間はハイシーズン料金として授業料、滞在費が通常料金より高くなる学校もあります。加えて8月は航空券も高くなるので、夏の留学は費用が高くなる傾向があるということを知っておいてください。

2. 季節による気候の違いを意識する

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ドイツにはサマータイムがあるので、4月から10月までは日本との時差が7時間、11月から3月までは時差が8時間になります。

ドイツは緯度的には北海道と同じくらいなので、日本の関東以南よりは年間通して気温が低いです。また、日本よりも夏は日が長く、冬は日が短いです。

夏至前後は22:00を過ぎてようやく暗くなり始めるほどで、4月、9月でも20:00くらいまでは明るいので、春~夏はかなり活動時間を長くとることができます!

お昼過ぎに授業が終わり、数時間宿題をやったとしても、まだまだ外で活動できる時間がたっぷりあります。

 

一方で秋~冬は11月のサマータイムの終わりとともに一気に日が短くなり、夕方4時にはもう外は薄暗い。日の出も遅く、8時頃にようやく明るくなり始めるので、冬は明るい時間がとても短いのです。

加えて(特に北ドイツ)冬はどんよりと曇った日ばかりで、なかなか太陽にお目にかかれないので、気分が塞ぐという留学生は多いです。

3カ月以内の短期留学の場合は11月~3月の間での3カ月と、4月~10月の間の3カ月とでは気候、活動時間がずいぶん変わるということを考慮して時期を決めてみてください。

長期留学の場合にも、秋~冬に留学を開始してあまり楽しみがない時期に勉強に集中して、言葉にも生活にも慣れたころに春を迎えて思いっきりたのしむ!というのがいいのか。

または留学してすぐ生活に慣れないのに天気も悪くて寒いのでは気持ちが落ち込みそうだから、気候がいいうちに楽しみながら生活に慣れて、後半じっくりと勉強に集中するのがいいのか。

自分の性格にどちらが合っているかというのは考えてみてもいいかもしれないですね。

3. イベント開催時期に合わせる

ドレスデンのクリスマスマーケット

ドイツ留学の目的として、音楽鑑賞、サッカー観戦、クリスマスマーケットなど本場を体験してみたい、という留学生もいますよね。

クリスマスマーケット

クリスマスマーケットは11月24日から12月25日のお昼までと開催時期が決められています。

また、クリスマス前から年始にかけての2週間を冬休みとしている学校も多いので、この点はご注意ください。

冬休み中も寮はホームステイには滞在できるので、授業がお休みの間旅行を楽しむこともできます。

サッカー観戦

ぜひドイツでブンデスリーガの観戦をしたい!という方もいますよね。

ブンデスリーガのシーズンは8月~12月が前半戦、1月~5月が後半戦です。12月中旬~1月中旬、6、7月は試合がないので、これを考慮して計画しましょう。

クラシックコンサート

夏休みにあたる7月、8月はコンサートや劇場もお休みです。観光客向けのコンサートのみとなってしまうので、留学の機会に本場の演奏をたを楽しみたいと思っている方はこの時期は開催がないのでご注意を。

4. ドイツで大学進学を目指す場合

大学進学を目指して語学留学する方は、出願時期を考慮して計画を立てましょう。

ドイツの大学出願時期
冬セメスター(10月入学):7月15日まで
夏セメスター(4月入学):1月15日まで

夏、冬どちらでも入学受け付けている大学もありますが、冬セメスターのみという大学も多いので、できれば冬セメスター入学を目指して計画を立てられるのがよいでしょう。

 

入学までにはC1の語学試験に合格している必要があります。試験は年に複数回開催されています。

出願時点ではB1やB2 でよいとしている大学もありますが、10月の入学までに合格証明を取得するには遅くとも7月開催の試験に合格する必要があります。

留学開始時点でドイツ語初心者の場合、C1取得までに1年強かかりますので、大学入学を希望する前年の4、5月頃を留学開始時期とされるとよいでしょう。

5. アウスビルドゥング(職業研修)を目指す場合

アウスビルドゥングの開始は毎年8月で、応募時期は訓練先によってまちまちですが、春~6月頃までというのが多いようです。

大学のように応募条件に必須のドイツ語レベルの指定はない場合が多いですが、ドイツ人と一緒に研修を受けられるレベルとしてB2 は目指しましょう。

応募の時点で面接に対応できるレベルのドイツ語(目安B1)は必要なので、到達に必要な期間(初心者から始める場合約6カ月カ月)を考慮して、遅くとも前年の11~12月には渡航するのが理想的です。

訓練先が決まればアウスビルドゥング用のビザへの切り替え申請ができますが、それまでにビザが切れてしまわないように、ということも考慮する必要があります。

ワーキングホリデービザであれば1年間滞在できるので、9月から1年間のビザがあれば期限内に次のビザを申請することができます。

語学ビザの場合にも最長1年間、語学学校に通う期間はビザが発給されるのでアウスビルドゥングが始まる8月から語学習得に必要な期間を逆算して計画を立てましょう。

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