ドイツ語学学校の基礎知識
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ドイツ留学前に知っておきたい!語学学校10のこと
留学と一言でいっても、語学留学、大学留学、大学間の交換留学、音楽やダンスなどの専門留学と色々な形態がありますが、その中でも短期から気軽に行けて最もポピュラーなのが語学留学ではないでしょうか?
学生の長期休みを利用した短期留学や、ワーキングホリデービザを利用して語学学校に通ってみる、大学に入学するための語学習得など、語学学校に通おうと計画している人も多いことと思います。
でも意外と、語学学校ってどんなところなのか、行く前から理解できている人って少ないのではないでしょうか?
これから留学予定のあなた!海外に行く、留学するってわくわくすることだけど、不安も伴うものですよね。
そんな留学前の不安を少しでも取り除くためにも、ここでは、語学学校について10のポイントをまとめました。
まずはこれからあなたが通う語学学校ってどんなところなのかっていうのを知っておいてくださいね。
もくじ
1. 語学学校は毎週月曜日が入校日!
ドイツに留学するとなると入学日っていつになるの?
海外だから秋?9月頃?なんて疑問に思う人もいるかもしれませんね。
安心してください!語学学校は1年中通して毎週月曜日に入校ができるので、あなたの好きな時期に入校することができます。
2月の3週目から、とか5月の2週目から、なんていう中途半端な時期からの留学もOKです。
2.初心者は入校日に注意!
月曜日ならいつでも入校OK!と書いたのですが、ドイツ語初心者の場合は注意が必要です!
全くゼロからドイツ語を習い始める人のための初心者コースは月1回開講日が決められているので、ドイツ語初心者さんはこれに入校日を合わせましょう。
初心者コース開講日の日程は各学校ばらばらなので、ドイツ留学計画を具体的に立て始めたら、まずは自分が行きたい学校の開講日はいつなのかを確認する必要があること知っておいてくださいね。
3.期間は1週間単位で調整できる
入校日が自由に選べるだけでなく、受講期間も1週間単位で自分の都合にあった期間を選ぶことができます。
だから社会人になっても、休みを使って1週間の語学留学、なんてことも可能なんです。
とはいえ、一般的に1クラス4週間で進めていく学校が多いので、1ヵ月以上の中~長期で行く場合は4週の倍数で計画するときりがいいです。
4.クラスメイトは固定じゃない!
学校といえばクラスメイト。どんなクラスメイトと一緒に勉強するのかな?っていうの楽しみですよね。
語学学校は毎週が入校日で1週間単位で受講期間がアレンジできるので、クラスメイトも毎週のようにメンバーが変わります。そしてクラスの人数も変わります。
私たちが日本で通ってきた中学、高校ではいつも同じメンバーで固定のクラスメイトたちと勉強する環境に慣れてきているので、毎週クラスのメンバーが変わるのはなんだか新鮮です。
何週間も一緒に過ごせる子もいれば、1週間でお別れになってしまう子もいる。
まさに語学学校での出会いは一期一会なんです。
5.意外と短い!?授業は午前中で終わる
語学留学中ってどれくらい授業があるんだろう?時間割とかあるのかな?学校生活は留学中の中心となるものですから、おおよそのスケジュールも知っておきましょう。
語学学校ではコースによって1週間の授業数が決まっています。
多くの学校で週20コマのコースが基本コースとなっています。(学校によっては基本コースが週25コマ)1日4コマが月曜~金曜日までの週5日で週20コマです。
1コマは45分授業なので実質の授業時間は45分×4コマで3時間。学校によって授業の開始時間が多少異なりますが、間に休憩をはさんで9:00~12:15、というようなスケジュールです。
「なんだ、午前中で授業は終わるのか。短いな~」なんて思いましたか?
午前中だけでも頭がドイツ語漬けになるので特に慣れるまではかなり疲れるので、午前中でお腹いっぱいと感じると思いますよ笑
もっと集中的にドイツ語を勉強したい場合は午後の授業を追加して週25コマや週30コマにすることもできますので、ご希望に合わせてアレンジが可能です。
6.レベルごとにクラスが分かれている
前に初心者コースについてお話しをしましたが、語学学校ではレベルごとにクラスが分かれています。
ドイツ語のレベルを図る目安としてCEFRというヨーロッパ言語共通参照レベルに沿ってA1~C2の6段階に分けられます。
どこの学校でもこのレベル指針に沿ってクラスを分けて授業がすすめられて行くのですが、多くの学校では各レベルを更に2つに分けて、A1-1、A1-2、A2-1・・・というようにクラス分けされています。
初心者の場合はA1-1からのスタートで、すでにドイツ語を勉強している人の場合は入校前にプレスメントテストを受けてもらい、その結果でクラスが決まります。
各クラス4週間で終えるのを目安としている学校が多いので、1レベルを終えるのに8週間(2ヵ月)が目安となっています。とはいえ、クラスのメンバーの理解度によって先生が進度を調整してくれる学校も多いので、実際にはもう少し時間がかかることもあります。
また、Bレベルになると内容が高度になってくるので8週間では足りず、10週間~12週間の時間をとってくれている学校もあります。
7.授業はドイツ語で行われる!
ドイツ語の語学学校なので言うまでもないといえばそうなのですが、授業は全てドイツ語で行われます。初心者クラスでもいきなりドイツ語です。
「ドイツ語ができないから通うのにいきなりドイツ語なの?そんなんで理解できるのかしら?」と私も当初は不安でした。不安というか、理解できない言語で授業を受けるなんて未知すぎて想像できなかったほど笑。
確かに最初の何日(いや、1、2週間!?)かは先生が何を言っているのかついて行けずに焦ることもありますが、だんだんと慣れてきます。
また、初級クラスではさすがにドイツ語だけでは理解が難しい時には、部分的に英語で説明してくれる先生もいます。
言葉を上達させるにはその言語にどっぷりと浸かることが一番の近道ですので慣れるまでの辛抱です!
8.少人数のグループレッスン
各語学学校、クラスの定員が決まっています。語学学校によって異なりますが、1クラスの生徒数はだいたい12名~多くても15名までです。
実際にはこれ以下の少人数クラスとなることもあります。
中学校や高校のように30人、40人が一緒に授業を受けるわけではないので、生徒ひとりひとりに先生の目が行き届きますし、発言の機会も多くなります。
席も、コの字型や机を取り囲んで座る、生徒がお互いの顔が見えるように配置されている場合が多いです。
9.積極的に発言しよう!コミュニケーション重視の授業
語学学校に入校すると、まず一番戸惑うのがやはり授業です。
私たちがこれまで中学、高校で経験してきたような、先生が一方的に文法を説明してそれをノートに書きとる、みたいな受動型授業ではないことです。
読み、書き、文法だけでなく、リスニング力、会話力もしっかり鍛えてドイツ語を実践的に使えるようにしていくのが語学学校の授業です。
もちろん、テキストはありますしそれに沿って文法も学んで行くわけですが、先生が一方的に説明して授業が進んでいくのではなく、生徒に問いかけながら、生徒の発言機会を引き出してくれるように工夫されています。
隣の生徒とペアになったり数人でグループを作って生徒同士で会話の練習する機会も沢山あります。
私たち日本人にとってこうした能動的な参加型授業ってあまり慣れないものなので(しかもドイツ語!)、最初はものすごく緊張します。
また、日本人は他の国の生徒たちに比べるとシャイな人が多く、自信がないと発言できなかったり、空気を読んでしまって答えが分かっていても発言できなかったりということになりがちです。
先生たちの目にも日本人はシャイで発言が苦手と映っているようです。そんなドイツ語学学校の先生たちからよくアドバイスをもらうのが、
「間違ってもいいからとにかく何かしゃべって!何か言ってくれたらサポートしてあげられるけど、何も言ってくれないと先生もどうしていいかわからない」
ということです。
慣れない環境とドイツ語。最初はとっても緊張しますが、授業中はしゃべってなんぼです!みんな同じ授業料を払っているんだからしゃべらなきゃ損です!笑 せっかくドイツに行くのだから、恥ずかしさなんてとっぱらって授業中に積極的に発言してみましょう。間違ってもいいから発言することがドイツ語上達への近道です!
10.アクティビティーを活用しよう!
授業のない午後を利用してアクティビティーを開催してくれるのも語学学校の特徴です。
先生が街のツアー、ドイツ語でガイドをしてくれたり、博物館や美術館、観光スポットに行ったりと内容はさまざまで毎回異なります。
土曜日には近郊の街まで遠足が企画されることもあります。
アクティビティーでは他のクラスの生徒も一緒なので、友達をつくるいい機会にもなりますよ!
アクティビティーの1つとして、毎週1回飲み会が開催される学校も多いです。お酒を飲むか飲まないかは自由ですが、こういう場だといつもより気楽に会話が弾むので友達づくりの機会として、ドイツ語会話の練習の場としてぴったりです!
どれも任意参加なので、自分の興味のあるものだけでも参加してみましょう。