ドイツ留学中の滞在方法について
留学中の滞在先タイプ別のメリットデメリットを解説
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留学生活で多くの時間を過ごすことになる住まい。どんなところで生活するのかな?と気になりますよね。
語学学校では、受講期間中の滞在先としてホームステイ、学生寮、ワンルームアパートメント、フラットシェアを提供しています。(学校によってどのタイプがあるか異なります)
ドイツ留学中の滞在方法について主なものをご紹介します。滞在方法を考える際の参考にしてみてください。
ホームステイ
ドイツ人家庭の一部屋を借りて一緒に生活をします。
一つの家庭に二人以上の学生がステイすることもあり、部屋は一人部屋または他の学生とシェアをする二人部屋です。
食事は朝食と夕食の2食付きが一般的ですが、朝食のみ、食事なしで間借りのみを選択することもできます。食事付きの場合はホストファミリーがご飯を用意してくれるので、実家暮らしで自炊に慣れていない方などは食事の心配をしなくていい点は安心ですね。
ホストファミリーは「ファミリー」といっても家族構成は様々です。
シングルマザーの家庭や子供が手を離れた老夫婦、女性の1人暮らしということも多いです。日本では珍しいゲイカップルのお宅ということもあります。特に都市では、両親と子供が揃った家庭は小数派になります。
ペットの有無や子供の有無などリクエストを伝えるとできるだけ希望に合ったお宅を探してもらえます。
料金
550~1200ユーロ 食事なし、朝食付き、2食付きによって料金が変わります。
メリット
・食事や生活習慣など生のドイツ人の生活が体験できる。
・頼れる家族がいるので、初めての留学でも安心。
・家でもドイツ語を使うのでドイツ語の会話力が上達する。
・ドイツに第二の家族ができる
デメリット
・食事のタイミングなど家族の生活習慣や規則に合わせなければならない。
・郊外の家だと通学に時間がかかる
学生寮
語学学校が管理をする学生寮で、他の学生たちとの共同生活です。部屋は一人部屋または他の学生とシェアをする二人部屋。
寮にもよりますが、ワンフロアの3~4部屋でキッチン、バス、トイレを共同で使用します。
食事はついていないため自炊となります。
料金
約500~1200ユーロ
1人部屋か2人部屋、学校からの距離、都市によって料金が異なる。
メリット
・友達づくりの場になる
・自分のペースで生活できる
・学校に併設している寮もあるなど、学校に近い場合が多く通学に便利
デメリット
・文化や生活習慣の違う学生たちと生活をするので、
騒音やマナーなどが悪い相手だとストレスがたまることも。
・シャワーの時間など人とかぶらないようにしなければいけない
・夏場は部屋が埋まりやすいため早めの手配が必要
アパートメント
語学学校によっては、部屋にキッチンもバスルームもついたワンルームタイプのアパートメントを提供しています。
日本の1人暮らしと同じスタイルです。
シェアタイプの学生寮よりも家賃が高くなるので、予算に余裕のある人向けです。
お部屋にはベッド、机、クローゼット、キッチン用品といった基本的な生活用品は揃っていますので、いちから家具を買いそろえる必要はありません。
料金
約600~1700ユーロ
学校によって大きく異なる。
メリット
・完全にプライベートな生活をおくることができる
デメリット
・費用が高い
・積極的にならないと人と関わる機会が少ない
ルームシェア(WG)
ドイツ語でWG(ヴェーゲーと発音)と呼ばれるのが、数部屋あるアパートを他の人とシェアするルームシェア形式の滞在方法。ドイツではとてもポピュラーで学生の多くはWGで生活しています。家具つきの部屋が見つかれば、家具をそろえる必要もありません。
学校が手配してくれることはほとんどないので、自力での部屋探しになります。ドイツはどこの街も住宅難で部屋探しは非常に難しいうえ、部屋の募集主に詐欺が紛れていることもあるので注意が必要です。まずは学校手配のホームステイか学生寮で生活に慣れて余裕が出てきたらルームシェアを探すのもいいでしょう。
料金
約300ユーロ~600ユーロ
都市、部屋の大きさによって異なる。光熱費、水道代、インターネット代が家賃に含まれているか否かは物件によって確認が必要。
メリット
・自分のペースで生活できる。
・気の合うルームメイトだと一緒に料理をしたり出かけたり有意義な生活を送ることができる。ルームメイトがドイツ人の場合ドイツ語の練習になる。
・家賃を抑えられる
デメリット
・部屋探しが非常に難しい
・シェア人数が多いとシャワーの時間の調整など気を遣う
・シェアメイトとの相性が悪いとストレスになる