ドイツ滞在許可（ビザ）の申請

日本人は留学目的であってもドイツ入国にあたり事前にビザを取得する必要はありません。ドイツでの留学期間が90日を超える場合、現地の外国人局で滞在許可（Aufenthaltserlaubnis）を申請する必要があります。（日本での学生ビザ、滞在許可の申請はできません）

旅行の時と同じようにパスポートで入国後、90日以内に留学先の街を管轄する外国人局で手続きをします。

このページで就学するための滞在許可の種類と申請に必要な書類、申請方法をご紹介します。

ドイツ留学のための滞在許可の種類

ドイツ留学では目的に応じて３種類の就学のための滞在許可があります。

大学のための滞在許可＜Aufenthaltserlaubnis zum Studium＞

いわゆる学生ビザと呼ばれるものです。ドイツの大学に入学が決まっている人が取得できる滞在許可です。申請には大学の入学許可証が必要です。
大学間の交換留学の人もこちらのビザになります。

ミニジョブ（フルタイム（８時間）で年間120日、ハーフタイム（４時間）で年間240日）が認められています。

大学準備のための滞在許可＜Aufenthaltserlaubnis zur Studienvorbereitung＞

いわゆる大学準備ビザ、学生準備ビザと呼ばれるものです。

大学入学準備のため語学学校（週18時間以上のドイツ語コース）、Studienkollegに通うためのビザです。最大２年間の滞在が認められます。

申請には語学学校、Studienkollegの入学証明書の他、大学入学資格が確認できるもの（高校の成績・卒業証明+センター試験の結果、大学の成績・卒業証明等、学歴に応じて）が必要です。
２年目からミニジョブが認められます。

準備ビザの扱いは各街の外国人局によって異なります。１年目から準備ビザを２年申請できるところもあれば、語学ビザとの違いが曖昧で１年目は語学ビザ扱いで、それでも大学入学資格が得られない場合にもう１年延長というかたちで計２年の滞在が認められる場合もあります。
留学先の外国人局の判断に従ってください。

語学コースのための滞在許可＜Aufenthaltserlaubnis zum Besuch eines Sprachkurses＞

いわゆる語学ビザと呼ばれるものです。

大学進学を目的としない語学学校（週18時間以上のドイツ語コース）に通うためのビザです。最長１年間で語学学校に通う期間のみ滞在が認められるビザです。

就労はミニジョブも含めできません。

※ドイツ語以外の言語コース（英語コース）では語学ビザは取得できません。

ドイツ滞在許可申請に必要な書類

ここでご案内するのは一般的に必要とされる書類です。詳細はご自身の留学先の外国人局にご確認ください。

申請書も各外国人局ごとにフォーマットが異なりますので、ご自身が申請する外国人局にご確認ください。

外国人局の担当者によってはこれ以外の書類の提出を求められることもありますのでその場合は指示に従ってください。

滞在許可申請書
（現地の外国人局で入手、またはホームページでダウンロードできます。）

住民登録証
（現地の住民登録局で入手、または各都市のホームページでダウンロードできます。）

滞在期間中有効なパスポート

パスポート用写真
（35mm×45mm、正面撮影）
※目の位置や顔の大きさに関する細かい規定があるので注意。大使館ホームページの「ビザ用写真例」を参考にしてください。

留学期間中にドイツ国内で有効な医療保険に加入していることができる書類
ドイツ留学の保険について詳しく見る

滞在目的を証明する書類
・大学のための滞在許可：大学の入学許可証

・大学準備のための滞在許可：大学入学資格を証明できるもの＋語学学校の登録証明証やStudienkollegの入学許可証

・語学コースのための滞在許可：語学学校の登録証明書

滞在中の生活費を証明できる書類
・奨学金の証明証

・閉鎖口座（Sperrkonto）を開設して934ユーロ／月×滞在月分を入金する（１年の場合11,208ユーロ）
閉鎖口座について詳しく見る

ビザ発給手数料
（外国人局により約100ユーロ）

滞在許可の申請方法について

主な街の外国人局一覧